最近SNSは初めメディアを騒がしている女性用風俗店ですが、実際に女性用風俗を利用したと言う女性はまだまだ少数派では無いでしょうか?
先月、東京新宿にオープンしましたCANDY TOKYOも、大阪店であるCANDY OSAKAも店舗経営をしていく上で男性が利用する風俗店と女性用風俗の利用の仕方や予約の仕方、風俗に求めるものまで全く違うことに気づき驚きの連続でした。
今日は世間一般の男性が利用する風俗と、最近話題の女性用風俗の利用の違いについて詳しく書いていこうと思います。
女性用風俗の予約の仕方
私自身(男性)今まで風俗を利用した事は何度もありますが、今までの記憶を辿ってみても当日予約、むしろ思い立ったら電話でお店に確認→合流と言うケースがほとんどでした。
知人の風俗経営者にお話を詳しく聞きましたが男性客の9割以上の方が当日の電話予約だそうです。
稀に、初めて風俗を利用する方でお店に対して恐怖心がある男性が電話だと怖くてメール(ライン)で問い合わせをしてくる方もいらっしゃるみたいですがそれでも9割以上は当日、むしろ「今から行けますか?」の問い合わせだそうです。
私もCANDYグループの経営に携わらして頂くまではそう言った予約の仕方が当たり前だと思っておりましたが、女性用風俗ではその常識が通用しない事にびっくりでした。
女性用風俗利用者の9割以上が前日より前からのご予約だったのです。
また、電話予約&問い合わせも勿論あるのですが殆どの方はライン(メール)での問い合わせ、予約でした。
何故ここまで男性客と女性客の予約方法が違うのかを調べていくうちにやっと理由がわかりました。
勿論全員に当てはまる訳ではありませんが、男性、女性の性欲の湧き方に違いがあったのです。
少し生物学的な話になりますが、男性は自分の遺伝子(子孫)を魅力的な女性に対してタネ付けを行う習性が本能レベルで備わっています。
ですので魅力的な女性(健康的な女性)をみると発情してしますのは当然です。
ですので男性の性欲の湧き方は急激に上昇すると言われております。
風俗を利用するときも同様に思い立ったら即行動
「あ〜ムラムラする〜」→「よし!風俗に行こう!」→「予約」
と言う流れになるのです。
ですので男性利用客の9割以上が当日に予約されるケースが多い訳です。
それとは逆に女性用風俗利用者はどうでしょう?
女性は男性と逆で性欲の上がり方が緩やかだと言われています。
生理の周期によってもだいぶ変わりますし、生物学的に言うと男性をじっくり選ぶ本能が備わっているからです。
この男性の子供を身ごもって、私も含め子供を守ってくれるのか?現代風に言い換えるとちゃんと将来養ってくれるのか?
そう言った観点から女性はまず相手の能力であったり将来性も含め、しっかりと見極める習性を持ち合わせているのです。
また女性は子供を身籠ったら1年以上は妊娠が出てない為、より一層ミスは許されないのです。
だから男性をじっくりみてこの人なら安心して体を預けれるわ。と心を許したのちに性欲が上がってくると言われているのです。
ですので女性用風俗の利用時の予約の仕方も、まずはホームページをじっくりとみて、人によっては写メ日記やSNSの過去の更新を遡って確認してようやく予約に至るのです。
また女性はデリケートです。
生理の周期によっても体調が変わりますし、外見、身なりを男性以上に気にします。
前日、もしくはもっと前の日程からムダ毛処理や新しく下着を買ったり、美容院に言ったりと前々から準備をしてから風俗を利用して遊ばれるケースがあります。
ですので女性用風俗を利用するときは9割以上が前日、またはもっと前の日程から予約されるケースが多いのです。
また、女性用風俗が業界的に認知されてきたのもここ最近の話です。
まだまだ風俗業界の印象は世間一般的には怖いイメージが持たれていることは確かです。
女性にとって電話の予約が、怖い男性が出るんでは無いのか、個人情報等の兼ね合いもありラインやメールなどのSNSから予約される事が多いことも特徴の一つです。
女性用風俗の利用目的
女性と男性の風俗の利用目的にも違いがあります。
まず男性から、男性が風俗に求めているのは「射精」のみ、つまりオーガズムを感じたく風俗を利用するのです。
もし仮に男性が風俗に言ってイけなかったらそれはクレームものです。
業界が業界だけに直接クレームを言う人は少ないでしょうが、まずその担当してくれた女性をリピートする事はないでしょう。
場合によってはお店の印象も悪く「このお店のスタッフはテクがないんだ」と思われてしまう事も無きにしも非ずです。
もし仮にそう思われてしまったら顧客損失の可能性に繋がります。
それほど男性にとって風俗で射精する事は絶対条件と言ってもいいほど重要な事なのです。
変な言い方をすれば、ぶっちゃけ男性は射精すればひとまず性欲は収まります。
ですので外見さえ良ければ誰でも良いのです。
では逆に女性は何を求めて女性用風俗を利用するのでしょうか?
それは「癒し」です。
勿論、女性用風俗と言う名前があるだけに女性が性的欲求を満たすための風俗店である事は間違いありません。
イケメン男性に性的欲求を満たしてもらいたいと言う願望は当然の事です。
お店によりけりですが当店CANDY TOKYOには4つのコースがあります。
- 1、デートコース
- 2、性感マッサージコース
- 3、お泊まりコース
- 4、一日貸切コース
と様々なコースがありますがやっぱり一番のメインのコースは性感マッサージコースです。
風俗店ですので当然の事でしょうが男性と違いオーガズムに達する事だけを目的としている訳ではないのです。
そもそも女性がオーガズムに達するには男性と違い、性器への刺激だけではイキにくいと言われております。
例えばの話、男性器はローションなどで湿らせて同性にしごかれても勃起し、最後には射精します。
しかし女性はオーガズムに達するまでの準備が必要と言われていいます。その準備が済む前に女性器を触られても感じません。
感じるどころか違和感しかないでしょう。
ではその準備とはどう言った事を指すのかと言いますと、言い方や表現の仕方は様々ですが、「安心感」「ムード」「空気感」であったり、
・この男性は安心だ、痛い事や酷いことをしない。
・私はこの男性に体を預けても良い。
・私のことを大事にしてくれる。
・話をしっかり聞いてくれる、楽しい、心地よい
・ずっと一緒にいたい
など、女性は心から相手のパートナーを受け入れないと感じにくい体の仕組みになっているのです。
「男性は目で恋をする。女性は耳で恋をする」
と言う名言を聞いたことは無いでしょうか?
つまり男性は目で見て視覚情報から性的欲求が湧きやすいのです。
逆に女性はコミュニケーションから徐々に男性を許し性的欲求を高めていく生物なのです。
この事からわかるように女性は女性用風俗を利用するときにコミュニケーションであったり私愛されている、大事にされているといったムードを凄く重要視されます。
仮に女性の体質的にイキにくい体質でオーガズムに達さなくてもその男性がしっかりとお相手の女性の事を大事に出来ていればクレームになるような事もありません。
イキやすい、イキにくいの体質も男性より女性の方が顕著に現れます。
過去の男性との性的なトラブルがある女性や、オーガズムに達する経験が少ない女性(マスターベーションも含む)、また環境や緊張によってもイキやすい、イキにくいも変化します。
またセラピストの性感マッサージの技術にも上手い下手は当然あります。
ですので女性用風俗のセラピストだから、プロだから100%イカせれることは無いのです。
女性用風俗の愚痴等がよく書かれている掲示板(ホスラブ、爆サイ)の内容を見ても、イカせれなかった事に対する愚痴はほとんど目にしたことがありません。
よく見かける内容として接客態度、衛生面、DMの頻度、マナー、礼儀等の内容がほとんどです。
つまり女性からするとイカされなかったから、と言ってそのセラピストを全否定する事はほとんどないです。
しっかりとコミュニケーションをとってくれる男性、普段からもメールがマメであったり、お客様として大事に扱ってくれるセラピストであればクレームどころかリピートしてくれる可能性もありますし、
回数を重ねることによって女性の安心感も増幅してイキやすい体質になってきます。
ですので女性にとって風俗に求めることはオーガズムに達する事がすべてではなくコミュニケーションつまり「癒し」を求めているのです。
セックスレスが続く夫婦や。
パートナーの自分の本意のセックスに嫌悪感を覚える女性。
普段パートナーや友達に相談できない性の悩みを抱えている女性。
そんな現代社会のストレスから解放されたく利用される女性用風俗が本当に提供しなければならない事は「癒し」なのです。
女性用風俗の利用時間
風俗の利用時間についても男女差で大きく差があります。
あくまで平均ですが男性の風俗利用時間は70分〜80分だと言われております。
それは逆に女性用風俗店の女性の平均利用時間は180分〜200分だと言われております。
なぜここまで差が出るのでしょうか?
それは男性、女性とでは風俗の利用の仕方が大きく異なるからです。
例えは前章でもお話した様に男性は射精を求めに風俗を利用します。
つまりイけたらいいのです。人によっては2回、3回と射精を求めますが基本的に1回のオーガズムで満足いきますし、プレイ時間もそんなに2時間、3時間と利用する人も稀です。
また男性は一度射精するとプロラクチンと言う成分が脳内から分泌されて性欲が激減します。通称「賢者タイム」と言われるものです。
賢者タイムになると約1時間程度は性的欲求は湧きません。
ですので男性は1度射精すると満足される方が多くプレイ時間が前後のシャワーを合わせても1時間程度に収まるのです。
しかし女性はどうでしょうか?
先ほどにも説明させて頂いた通りオーガズムに達するまで準備時間が必要です。
まずはリラックスする環境作り、ベットインの前の会話やさり気ないボディタッチなどで徐々に気持ちを盛り上げていきます。
女性用風俗店はその事もあって殆どのお店ではまずカウンセリング(会話)からスタートしてオイルマッサージで心身ともにリラックスして頂き、準備段階を踏んでから性感マッサージに移ります。
ですので女性用風俗のコース時間はお店にもよりますが大体90分〜が殆どです。
その時点で男性からすると90分コースは長すぎるかと感じる方は多いみたいです。
また女性は体質上何度でもイク事ができます。(人によりけりです。)
その事もあり男性と違いプレイ時間が長くても何度もオーガズムを楽しむことが出来ますし、また女性特有のプレイ後のイチャイチャや会話などを楽しみ幸せを感じる傾向があります。
ここも男性と違い、女性はオーガズムに達するとオキシトシンという通称幸せホルモンと言う成分が大量に分泌され多幸感に包まれます。
このオキシトンは女性がオーガズムに達する時に一番多く分泌されると言われていますが仲の良い友達、家族と会話している時やパートナー異性と触れ合っているとき、ペットと触れ合っているときにも分泌されるのです。
ですのでセックスが終わった後の多幸感の余韻にひたりながらパートナーと触れ合いたいと言う欲求は男性以上に感じられます。
この事から女性は男性以上に前戯、後戯と時間をかけてエッチを楽しむ傾向が強い為、男性の風俗利用者より時間が長く利用されると言う事なのです。
またそれとは別に平均利用時間がグッと長くなる理由が一つあります。
それはお泊まりコース、1日貸切コースといった長時間コースの利用があるからです。
これも男性からすると考えられないことかも知れません。
男性でも稀に風俗嬢と店外デートからのお店に入ってから性的サービスを受けるといった方もおられますが、本当に稀です。
余程のお金持ちでそう言った遊びを慣れている方でしか利用されないかと思います。
しかし女性は先ほど話した通り長く男性といてたくさんコミュニケーションを取りながら幸せを感じる生き物です。
実際にCANDY TOKYOでもお泊まりコースや1日貸切コースのご利用もありますし、4日間貸し切ってセラピストと旅行に行ったりと言うケースもあります。
それ程女性は好きな男性、好意をよせている男性と一緒にいたいと言う願望が強いのです。
先ほど例に挙げた4日間などのケースは女性用風俗でも稀ですが、お泊まりコース、1日貸切コースは良く利用されます。
男性と違って性感マッサージが終われば、はい終了といった男性のケースとは違い、ホテル前からデートを楽しんでホテルで性感プレイが終わったともイチャイチャゆっくりと会話して眠りにつきたい。そうった女性の願望からコース時間が長くなる理由も伺えます。
このような幾つかの理由によって女性は男性より風俗を利用する時間が長いと言われているのです。
最後に
このように男女によって風俗店の利用の仕方、求めるもの、予約の仕方やプレイ時間などここまで差があるとは私自身も思ってもいませんでした。
女性用風俗の経営に携わってからもうすぐ1年が経とうとしますが、私自身まだまだ勉強の身ではあります。
本当に業界に携わって毎日刺激的で少しでも女性の気持ちを理解しようと本を読んだり女性向けのコラムを読んだり、ブログや同業他者のサイトを見たりと日々勉強中です。
私自身も男性ですし、内勤スタッフの方も1名を除いては皆さん男性ですので、女性が本来望んでいるお店とはまだまだかけ離れているかも知れません。
理想ではありますが全国の女性から圧倒的支持を頂ける優良店になるためには私も含め店舗一同で本当に女性ユーザーが求めるもの、ご希望に添えるように勉強し続けるしかありません。
まだまだ市場規模が拡大していく女性用風俗ですが、5年後10年後と女性から圧倒的支持を頂けるお店を目指してスタッフ一同日々精進して参ります。
引き続きご贔屓頂ければ幸いです。