2025年6月、警察庁から発表された「ホストクラブ等に対する風営法の新たな方針(参考:警察庁公式HP)」が話題となり、業界内外で大きな波紋を呼んでいます。
ホスト業界ではすでに“壊滅的”とも言える影響が出ており、SNSや報道でも連日取り上げられている状況です。
本記事では、風営法改正の概要、ホスト業界への影響、そして女性用風俗業界への波及リスクについて、リアルな視点で解説します。
【速報】歌舞伎町から次々と消えるホストの看板
2025年6月、風営法の運用方針が一部改正され、特に大都市圏におけるホストクラブの営業形態が厳しく取り締まられるようになりました。
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風営法改正の主なポイント:
1 接待飲食営業※に係る遵守事項・禁止行為の追加
次の行為を接待飲食営業を営む風俗営業者のしてはならない行為(遵守事項) として規定
• 料金に関する虚偽説明
• 客の恋愛感情等につけ込んだ飲食等の要求
• 客が注文していない飲食等の提供
次の行為を接待飲食営業を営む者に係る禁止行為として規定(罰則あり)
• 客に注文や料金の支払等をさせる目的での威迫
• 威迫や誘惑による料金の支払等のための売春(海外売春を含む)、性風俗 店勤務、AV出演等の要求
(※ 設備を設けて客の接待をして客に遊興又は飲食をさせる営業)
2 性風俗店によるスカウトバックの禁止
性風俗店を営む者がスカウト等から求職者の紹介を受けた場合に紹介料を支払 うこと(いわゆる「スカウトバック」)を禁止(罰則あり)
3 無許可営業等に対する罰則の強化
風俗営業の無許可営業等に対する罰則の強化 (2年以下⇒5年以下の拘禁刑、200万円以下⇒1千万円以下の罰金)
両罰規定に係る法人罰則の強化(200万円以下⇒3億円以下の罰金)
4 風俗営業からの不適格者の排除
次の者を風俗営業の許可に係る欠格事由に追加
• 親会社等(A、B及びC)が許可を取り消 された法人
• 警察による立入調査後に許可証の返納(処分逃れ)をした者
• 暴力的不法行為等を行うおそれがある者がその事業活動に支配的な影響 力を有する者
この影響を最も強く受けているのが、東京・新宿歌舞伎町。
これまで煌びやかだったホストクラブの看板が、次々と撤去される事態に発展しています。
SNSでも「看板が一夜で半分以上消えた」「朝イチで行政指導が入った」などの声が上がり、まさに業界崩壊の様相を呈しています。
参考URL→https://www.npa.go.jp/bureau/safetylife/hoan/hostclubto/hostclubto.html
【売掛の禁止】“ホストビジネスの根幹”が破壊された
今回の風営法改正の中でも特に大きな打撃となったのが、「売掛(ツケ払い)」の実質的な禁止です。
ホストクラブでは「売掛システム」により、女性客が一時的に支払能力以上の高額ボトルやセットを注文し、それを後日精算するという文化が常態化していました。
このシステムがトラブルや債務問題、場合によっては違法な金銭の回収へとつながることもあり、今回の規制強化の一因となっています。
結果として、売掛営業が主収入源だった多くのホストは、売上の激減や店の閉店に追い込まれています。
【人材流出】ホストから“女風”業界に流れる動きが加速
このような状況の中で、最近明らかに増えているのが
**「ホスト経験者の女性用風俗(通称:女風)業界への流入」**です。
なぜホストが女風に流れてくるのか?
- ホスト業界に対する世間からの印象や今後のホスト業界の雲行きが怪しくなった
- 売掛廃止で「高単価の売上」が立てづらい
- 女風と比べて利用金額やサービス内容が比較され始めてきた
- 時代によるアルコール離れ
- 遅刻、当日欠勤への罰則や厳しいノルマ、上下関係
実際、当店にもここ数ヶ月で「元ホスト」「ナイトワーク経験有り」「ホスト経験あり」という応募が急増しています。
接客スキルやトーク力に長けており、短期間で人気セラピストに育つケースも珍しくありません。
女性用風俗業界は大丈夫?影響はあるのか
現時点では、女性用風俗(デリバリー型)の業態に直接的な風営法の変更はありません。
以下の理由で、当面は「直接的な影響は軽微」と言えます。
- 路上でのスカウト行為、キャッチ客引き行為がホストや店舗型風俗と比べて比較的少ない
- 売掛システムがないため、金銭トラブルのリスクが低い
- スカウト会社と提携している女性用風俗店は少なからず影響があるかもしれません
ただし、“風俗業界全体への世間の目”が厳しくなっているのは事実です。
ホスト業界の一件を機に、当局や世論が女性用風俗にも注目しはじめる可能性は大いにあります。
今後、生き残る女性用風俗店の条件とは?
今後も業界で安定して営業を続けていくには、次の3点が重要です。
1. 法令遵守(コンプライアンス)
- 風営法の届出を正しく行う
- 料金説明を明確にする
- スタッフの研修・ガイドライン整備
2. 働き手(セラピスト)の質と意識
- 「ホスト崩れ」ではなく「女性の心を癒すプロ」としての再教育が重要
- 稼ぐだけでなく“選ばれる意味”を理解した働き方をサポート
3. 顧客への透明性と安心感
- 料金やサービス内容を事前に明確に提示
- 写真・SNSでのイメージと実際のギャップをなくす
- 「女性ファースト」の運営体制を強化する
【まとめ】ホスト業界の崩壊は“業界全体の警鐘”である
風営法改正は、単なる法改正ではなく「ホストの在り方」が根本から見直される転換点です。
ホスト業界は、ルールに依存しない“過剰な稼ぎ方”に頼りすぎたことで、一気に崩壊の危機を迎えました。
女性用風俗業界も、今後の法整備や社会的視線を無視しては生き残れません。
むしろ今こそ、“安心・安全・真面目な運営”ができる店舗が選ばれる時代へとシフトしているのです。
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